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2005.11.08(火)

お空のけんちゃん

お空のけんちゃん

けんちゃんという子がいました。
この子に最初に会ったのは当時生後6ヶ月の頃。
うちの息子と1ヶ月違いで同じ託児所にいました。
けんちゃんは親指がもう1本ある6本指の子でした。
そのせいなのか、けんちゃんは同じ月齢の子と比べると随分小さくて無表情な子でした。

けんちゃんの母親は以前にもたまたま同じ店(A店とします)で働いた事があったのですが、同僚からも店長からも嫌われてしまう子でいつも一人ぼっちでした。別に悪い人物ではないんだけれど、とにかくよくしゃべり、うるさがられてしまう損な性格の持ち主。それで、チェーン店内をあちこち飛ばされていました。それがまた、たまたま彼女と同じ店に偶然アルバイトでまた入ったのです。以前、誰からも相手にされず、待機中(当時飲み屋さんで働いていました。)彼女は待機ボックスにいる場所は無く店の外にぶらぶらしてたのを思い出し、ちょっと可哀想だったので今回(B店とします)では話し相手をしてあげることにしました。

彼女は東京から独りで出てきて、A店に入店したのですが、そこで知り合った男と結婚し子供を産みました。しかし、その男がちっとも働かないので、離婚してまたA店の系列店=B店に入店したのだそうです。そこでたまたま私と再会したわけですが、相変わらずのマシンガントーク…まあそれは置いておいて、子供のことを嬉しそうによく語っていました。離乳食のこと、子供の指の手術は1歳過ぎてからでないと出来ないらしいこと、発育のこと・・・。この子なりに育児頑張ってるんだな~と少し応援していました。

当時、私は無休で飲み屋を掛け持ち勤務していて、平日は栄のスナック、日祝はB店でバイトしていて、日祝はいつも預ける保育園が休みのため、B店の託児所に預けていました。それからしばらく半年ほどそのB店を辞めて、連休のみのバイトで久々にまたその店に戻ると、けんちゃんの手に包帯が巻かれていました。
「ああ、1歳になったから手術したんだ」
1歳になったけんちゃんは、まだハイハイもできず、うつぶせのままじゅうたんの上で過ごしていました。やっと寝返りをし始めたそうです。(1ヶ月違いのうちの子はつたい歩きしだしてました。)笑顔も無く、相変わらずとても小さい・・・というか成長していない…。6本指の影響なのかな…。GWだったので、毎日出勤するたびけんちゃんを気に掛け話しかけていると、少しずつ笑ってくれるようになりました。今もその笑顔を忘れることが出来ません。

GWが終わり、それからB店にしばらく行かなかったのですが、7月のある日、たまたま読んだ新聞に『1歳児餓死』の記事。何か胸騒ぎがして記事を食い入るように読みました。母親の本名は知らなかったのに(店では源氏名だから)、彼女だ!とすぐ分かりました。亡くなった子の名前にたしかに『けん』が入っています。間違いない!記事に小さく載っている写真の店もB店に間違いない!居てもたってもいられず、その店に車を飛ばしました。その店のすぐ上が託児所、そのまた上が従業員の寮で、そこに彼女が住んでいたのは知っていました。彼女はもう警察にいて誰もそこには居ないと分かってはいたけれどお花とお菓子を置いてきました。

記事によると、母親はけんちゃんにほとんど食べ物を与えていなかったようで、託児所で出されるお菓子をけんちゃんはガツガツと食べていたそうです。それが唯一の食事だったのでしょう。母親はB店をとっくにクビになっており、また系列店を転々としていたようです。飲み屋だけでなく、系列の風俗店にも勤務した様子。彼女はしっかり自分の分は食べていたようです。それから最後の店をクビになり、チェーン店のどこも使ってくれず、彼女の働くところは無くなりました。寮には泣く泣く頼んで置いてもらったそうですが、託児所にけんちゃんを預ける理由がなくなってしまったのです。けんちゃんは、唯一の食事(スナック菓子とミルクだけだけど)を取る場所も失ってしまいました。そして、さらにやせ細って死んでしまったのです。遺体からは頭部に陥没した痕があったそうで、虐待(食事を与えないだけで十分虐待だけど)の疑いもあるとの事でした。

同じ年の子を持つ私には他人事には思えませんでした。ただでさえ産後の不安定な情緒のときに身元が落ち着かなくては、ノイローゼになってもおかしくありません。旦那さんがおらず、自分の稼ぎだけで生計を立てなくてはいけない。(私だって本当に不安だらけだった。)そこへ、店を次から次へとクビになっては彼女も相当不安だったでしょう。子供の発育が悪かったことや手の障害の事も相当辛かったと思います。

たまたま、その直後、病院で託児所のおばさんに会いました。けんちゃんのことを聞くと、結構前から栄養状態が悪く、やせ細っていて(亡くなった時1歳にかかわらず、生後6ヶ月並の体重だったそう)お菓子とミルクを貪るようにしていたとの事。(お菓子だって、スナック菓子ですよ!1歳児に良いわけが無い!)託児所のおばさんは度々母親に「食事をちゃんとさせているか」聞いたそうです。彼女は、寮のそばのコンビニで弁当を買って「これを子供に食べさせるんだ」と言っていたそうです。離乳食について語っていた彼女はどうしちゃったんだろう???そして、よく彼女は独りで出かけていたそうで、おばさんが子供はどうしているの?と聞くと部屋で寝ているよとよく言っていたそうです。けんちゃんが笑わなかったの、分かる気がしました。けんちゃん小さいのに部屋でいつも独りぼっちでお腹を空かせていたんだ・・・今思い出しても涙が出てきます。本当なら、生まれてきたことを、周りから喜ばれ、目に入れても痛くないほど大事にされてなきゃいけないのに。まだ1歳なのに!身近で起きたことで、気にしていた子だったので、無念でなりません。


B店の女の子たちは新聞を読まないので、情報が遅く、私が寮に花とお菓子を持って行った後大騒ぎになったそうで、それ以来けんちゃんと母親の部屋の前には沢山のお花とお菓子が置かれるようになったそうです。店の中でもしばらくはけんちゃんの話題で持ちきりだったとか。

その翌年、ちょうど7月にけんちゃんの記事がぱらっと棚から落ちてきました。「そういえば、あれから1年か…。」と思わず寮に向かいましたが、考えればもうその部屋は別の女の子が住んでいるでしょうし、花なんて気味悪がられてしまいます。それに、けんちゃんのお墓も知らない…。
けんちゃん、思い出してほしかったのかな…、ちょうど1年後に記事が落ちてくるなんて偶然とはとても考えられませんでした。お水をコップ1杯、窓辺に置きました。これでかんべんね…。

あれから3年経ちますが、今も思い出すと涙が出てきます。
彼女の境遇も確かに同情すべきところはあるけれど、あまりに彼女は無知だった!三河から離婚して名古屋に子供と戻ってきて、役所に何の変更届もだしておらず、「保険証どうしよう」なんて言ってたから、「母子なら医療費無料なんだから早く役所に届けを出してきなさい!」と急かしたものです。母子手当てのことも彼女はよくは知りませんでした。あの託児所だって、劣悪でした。70過ぎたおばさんが見ていたので、目も悪く、じゅうたんにゴキブリの死骸があるのを指摘しても「ああ目が悪いもんでねえ~」なんて調子で、うちの息子も生後半年のとき、預けた晩にすごい下痢をして救急病院に飛んでいったこともありました。夜8時に平気でテーブルにスナック菓子が広げてありましたし。(これがけんちゃんの食糧だった。うちの子の下痢もスナック菓子つまんだのかも)それで子供のためにその店を間もなく辞めたんです。GWにバイトしに行った時は実家に子供を預け、高速を飛ばしてバイトに行ったものです。赤ちゃんを預ける環境ではとても無かったのです。

平日は私は認可保育園に預けていました。保育園は私立であっても前年度の収入に応じて保育料が補助されるから母子の私は給食費くらいしか払わず済みましたし、あの託児所のようにほったらかしなんてありません。(もちろん、他にはちゃんとした託児所がたくさんあると思いますが)たいていの保育園は食事のマナーから、着替え、育児記録までしっかりしています。こういう環境にせめてけんちゃんも置いてあげられたら…、と今でも悔しく思います。ちょっと調べたら分かることなんだけど、やはり友達もいなく応援してくれる親も近くにおらずではどうしようもなかったんだろうか…?

そんな事があったから、余計に『無知は罪だ』と思ってしまうのです。子供の熱を風邪だと様子を見ていてインフルエンザ脳症になって死亡…とかあれも最初の事例が無かったら私もやりかねない。知らないって恐ろしい。もちろん、知識だけでは育児は出来ません。責任感、子供への愛情、思いやり、母親自身の精神状態の安定も非常に重要ですよね。(そのためにも、安定した環境は大事!)

話はそれちゃったけど、ちょっと知っていれば助かることは沢山あります。第二のけんちゃんを作りたくないから、私の知識なんて知れたものだけど、少しは役に立つかもしれないと思って少しずつだけどいろいろ書いていきたいなって思ってます。ふう~っ!ちょっと熱くなってしまいました・・・。
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スレッドテーマ:こどものこと。 ジャンル:育児
│posted at 13:30:10│ コメント 4件トラックバック 0件
≫コメント 
裕次郎さんのブログから来たのですが・・・記事を読んでコメントが書けなくなりました。
心がチョビット寒くなったら、我が家に遊びにきてください。
「笑顔」いっぱいの焼いも家デス☆
taroupapa│URL│posted at 2005-11-09(Wed)02:30│編集
けんちゃんのこと、読んでいて涙が出てきました。
「知らなかったから」では済まされないんですよね。
そのお母さんもつらかったとは思うけど
けんちゃんはもっとつらかった。
私はまだ子供が居ないけど知識くらいは頭に入れておかなければいけませんね。
るぅ│URL│posted at 2005-11-09(Wed)22:31│編集
3年も前の事なんだけど、今でも思い出すと涙が出てきます。本当、知らなかったでは済まされないことってありますよね。けんちゃんの母親に対しては怒りも感じるんだけど、彼女の環境にも同情する点があって…こうやってインターネットできる環境にある私達って、情報面ですごい恵まれていると思います。ネットのない彼女にせめて育児友達でもいれば応援してくれる母親が近くにいたら(実家って子供産むとすごくありがたみが分かります)、・・・今思うと、になってしまうけどもっと力になってあげられれば良かったとすごく思います。お金は無くても、知識と応援してくれる人がいれば何とかなっていくものだから、私がそうだったから。
まど│URL│posted at 2005-11-10(Thu)12:44│編集
けんちゃん、今頃はその母親のソウルメイトとして生まれ変わってますよ。
その母親は今生の過ちをリベンジするチャンスを貰います。
けんちゃんは次はその母親の子供としてではなく、ちがう立場で再生されると思います。
もしかしたら仕返しもするかもしれない。
人生はロールプレイングだと聞きます。
犯したことの結果が次のテーマになるそうです。こわいような・・。
そう思っていた方が生きている身にも安心だと私は最近思うようになりました。
けんちゃんの出来事がこうしてまどさんのブログに乗り、私がコメントを出し・・
広がっています。
それだけでも身をもって反響・メッセージを送ったけんちゃんは尊い人だったでしょうね。
kanyu│URL│posted at 2006-07-09(Sun)10:32│編集
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